2002年04月

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2002年04月30日



いさか新聞18号


いさか新聞17号


 次は神戸の番です

4月28日に行われた徳島県知事選挙で、ついに大田正さんが当選しました。
「吉野川に可動ぜき(流れをせき止める水門のようなもの)は要らない!」という徳島の方々が、
ついに自分達の側に立つ県知事をも当選させた、歴史的な出来事です。

(大田正さん応援団のホームページ http://www1.odn.ne.jp/katteren/ )

大田さんの選挙公約はシンプルです。

1、公共工事をめぐる汚職、政治家・役所・民間業者の利権のしがら みを4年間で絶ちきる。
2、巨大事業を止め、自然復旧型・地域密着型の「新しい公共事業」で地元業者に仕事をまわす。

シンプルですが、日本のゼネコン政治の問題に正面から取り組む、力強い公約だと思います。
先週の日曜日に、私も丸一日お手伝いに伺いましたが、
雨の中にもかかわらず、街中では本当にたくさんの方々が手を振ってくださり、
ムネオ問題なども含めて、「利権だらけの公共工事を止めてほしい」という想いが伝わってきました。

ところで大田さん当選の前日、27日の神戸新聞1面には
神戸市が神戸空港の需要予測を見直しへ」という記事が載っていました。
全国各地で新設された空港が、どこも事前の需要予測よりも利用客が大幅に下回っているため、
国土交通省は、「利用者は飛行機の便数の多い空港に集まる」などの「利便性」を追加した
新しい需要予測の計算方法を検討しています。
その新しい需要予測方法で、神戸空港の需要予測計算を再びやりなおす、ということです。

これまで私が議会で何度「需要予測計算をやり直すべきだ」と言っても受け入れなかった神戸市が、
やっと内外の圧力のおかげで重い腰を上げたわけですが、
「仮に需要予測が現在のものを下回ったとしても、計画どおり建設する」と神戸市は強調しており、
まさに「利用者が少なくても関係ない」「建設工事をすることが目的」という
巨大公共工事の典型的なパターンです。

開通直前に需要予測を下方修正したにもかかわらず、開通した後の利用客はさらに少なかった
地下鉄海岸線の失敗を、再び繰り返してはいけません。
公共工事に使われるお金は、元をただせば全て住民の税金です。
議会内では引き続き需要予測問題を厳しく追及しつづけるともに、
議会外でも大阪や東京に情報提供して、外圧を強めていきたいと思います。


2000年1月1日より累計

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 横浜の最年少市長

3月31日に開票された横浜市長選挙で、37歳の前衆議院議員・中田宏さんが、
4期目を目指す72歳のベテラン市長を破って、政令指定都市では最年少の市長に当選しました。

(中田宏さんのホームページ http://www.nakada.net/ )

中田宏さんと言えば、昨年の衆議院予算委員会で大臣や役人が質問に答えないことに腹を立て、
「質問やめます。馬鹿々々しい!」と言って、質問時間を残したまま本当に帰ってしまったことが、
マスコミに大きく報道されていたことを思い出します。
国会も地方議会も、議会が形式化して「消化試合」になってしまっているのではないか?
というのが、私と中田さんに共通する問題意識です。

たとえば、3月26日に行われた、神戸市議会の空港特別委員会。
昨年末に国土交通省から神戸市に対して
「需要予測(空港の利用客を予測計算したもの)が大きく外れた時に、後から検証できるように、
需要予測を計算した途中の過程も、空港完成後、最低5年間は保存しておくように。」
という文書が送られてきたことを私が質問すると、
「それは今後つくる空港についての話であって、すでに着工している神戸空港には当てはまらない。」
「神戸空港の需要予測はコンピューターで正確に行っているが、途中の計算過程は検証できない。
という事業主とは思えないような、神戸市空港整備本部の無責任な答え。

あるいは、3月28日に行われた、最終日の神戸市本会議。
1ヶ月以上に渡って議論した予算や議案に、各議員が賛成・反対の結論を出す日ですが、
午前中から延々と野党議員の「反対討論(予算や議案に反対する理由を述べる)」が続き、
結局は全ての予算と議案が、与党議員の賛成によって可決され通過してしまうのです。
「本日の議会で、どの議員がどの予算・議案に反対するか」をまとめた一覧表が、
ご丁寧にも本会議の始まる前にプリントされて配られています。

市長や議員が「提案」した予算や議案に対して、各議員が住民の立場に立った「質問」を浴びせ、
市長などの提案者は、その予算や議案の効果、提案した意図などを詳しく誠実に「答弁」する。
議員はさらに鋭い「再質問」で、その予算や議案の問題点を明らかにして、
最後は賛成議員の「賛成討論」、反対議員の「反対討論」を聴き比べた上で、
ひとりひとりの議員が自分の政治信条に基づいて、賛成・反対の「採決」を行う。

この、「提案」〜「質問」〜「答弁」〜「再質問」〜「討論」〜「採決」の流れが全て形式化してしまい、
議会の存在する意味が薄れて来ていると感じるのは、私ひとりではないはずです。
「国会議員とお金」の問題で、政治不信がますます高まっているこの頃ですが、
引き続き、神戸市議会の「正常化」、前向きな議論のある神戸市議会を目指して頑張ります。


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