失敗を認めない組織

2005年03月04日

本日の建設局予算委員会では、下記の3項目について質問しました。

1、NPOによる駐輪場の整備やフリー定期券など、自転車に乗りやすい街づくりができないか?
2、アジュール舞子の財政計画が破綻しているが、原因を検証・反省し、今後の市政に活かすべきだ。
3、水道局が環境会計を導入したが、下水道事業も同じ手法を導入できないか?

194億円の借金をしながら、用地売却と賃貸で23億円しか返済できていないアジュール舞子。
過去の尻拭いに奮闘している、現在の建設局職員の努力は応援していますが、
失敗を認めない神戸市の組織風土が、地下鉄海岸線や複合産業団地など、新たな失敗を生んでいます。

以下、本日の議論についての簡単なメモです。

050304建設局予算質問


1、自転車の乗りやすい環境整備について

井坂:議会で自転車が話題に上るときは、放置自転車や乱暴運転など、「迷惑な自転車」という話。
    しかし自転車は環境面や健康づくりの面で優れており、
    乗ってもらいやすい環境整備をすることも大切ではないか?
    どこの駐輪場でも使えるフリー定期券や、市内駐輪場のマップを検討できないか?
    駐輪場を設置・運営するNPOなどの力を借りて、駐輪場の整備を進めるべきではないか?

役所:「暮らしやすい街」を実現するためにも、自転車のための環境整備は必要
    指定管理者制度を活用して、駐輪場の管理をNPOや地域団体に任せている

井坂:既存の駐輪場を管理するだけでなく、新規の整備にNPOの力を借りてはどうか?

役所:駐輪場の新規整備と駐輪禁止区域の設定はセットで実施しており、
    NPOが駐輪場を造るたびに駐輪禁止区域を設定するわけにはいかない。


2、アジュール舞子の財政破綻について

井坂:アジュール舞子事業の市債償還額(借金)は194億円。
    当初の財政計画ではこれを東西の集客施設用地の売却だけで取り戻す予定が、
    実際には東側3区画のうち2区画の売却と、残りは賃貸で23億円しか収入が上がっていない。
    財政計画が狂ったという現実に対して、バブルの崩壊や震災といった外部環境の要因以外に、
    市役所内部の要因として、どこが悪かったと考えているのか?

役所:確かに当初の財政計画の枠組みからは外れてしまっている。
    売却だけでなく賃貸など工夫して、一刻も早く市債を返せるように努力する。

井坂:過去の失政の尻拭いをしている、今の職員の努力は評価している。
    平成2年にアジュール舞子の財政計画はこれで行けるとGOサインを出した判断について、
    何が間違っていたのかを具体的に検証・反省すべきではないか?
    反省が無いから、地下鉄海岸線、複合産業団地、そして神戸空港と失政が続いている。

役所:平成2年当事にあのような判断をしたことは、間違っていたとは言えない。
    良い時もあれば悪い時もあり、現在の状況だけを見て決め付けるべきではない。

井坂:ノウハウや反省が蓄積されないのなら、そんな組織は存続する意味がない。
    プロジェクトチーム方式にでもして、工事が終わったら解散したら良い。


3、環境会計の導入について

井坂:水道局がついに環境会計を導入したが、下水道事業でも導入できないか?

役所:水道局と手法は違うが、「水環境レポート」を出して納税者に対する説明責任を果たしている。

井坂:環境会計は各自治体の手法が揃っておらず、水道と下水道など事業ごとにもバラバラ。
    水道局の環境会計を研究して、算定・表現手法を揃えることは出来ないか?

役所:事業内容が異なるものを同一の基準に当てはめるのは難しい。
    他都市や他局との比較ではなく、まずは納税者に分かりやすいものにしたい。

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コメント

  1. canonita
    2005年03月06日 19:20

    はじめまして、こんばんは。canonitaという者です。
    神戸の財政状況は“悪い意味で”目を見張るものがありますね…
    参考資料
    http://www.mc-stat.com/i/TIIKI/C102.asp?CHIKI_CD=28100&KAISO=0&IDX_CD=04&GAMEN=C100

  2. いさか
    2005年03月06日 22:34

    いやもう、お恥ずかしいばかりの借金都市になってます。
    この期に及んでなお、「将来の夢を描くために投資を絞ってはならぬ」と言う議員もおり・・・
    ギャンブルを否定はしませんが、自分のカネでやれって。






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