アメリカ村の仕掛け人・佐々木慶久さん
2005年04月19日
大阪の弁護士さん主催の勉強会にて、アメリカ村の仕掛け人・佐々木慶久さんのお話を伺いました。
佐々木さんが主催した格安ツアーに大阪の若手芸術家150名を招いたところ、
彼らが現地の安いレコードや古着を買いあさり、大阪で売りさばいたのがアメリカ村の起こりだとか。
本来は極秘のネタ元やネタ手帳まで披露していただきましたが、
派手に見えるイベントの裏には、たゆまぬ集客の努力と、日々の勉強があるのだと思い知らされました。
以下、私のメモです。
050419アメリカ村の仕掛け人・佐々木慶久さん
イベントとは催事
日本最大のイベントは、9000万人の参加する「初詣」
日本三景の宮島は、「海の中に神社をつくったら面白い」と造られ、年間260万人の観光客を集める
70年代にアメリカの夏休みに空いた学生寮を活用した格安ツアーを企画
アメリカの大学文化を体験し、それを日本の若者に伝えたいと考えた
日本の前衛芸術家150名を格安でアメリカの大学に連れて行き、作品発表をさせた
参加者がアメリカのレコードや古着を大量に買い込んで、日本で売り始めたのがアメ村の原点
今アメ村には1000件の店があり、オーナーの大半は30代
現在のオーナーは3代目で、東南アジアに買い付けに行くことが多い
社名のエフ・エム・ワンオーワンはアメリカの州道(奇数は南北)
アメリカで体験したフリーマーケットを日本に導入、会員は現在6万人
カンボジアの救援物資からヴィンテージジーンズを買い付ける若者
日本で買った着物をタイでアロハシャツに作り直して再輸入する若者
デパートでは不可能な「催事」がフリーマーケット
音とビジュアルに着目しないと、現代のイベントは成功しない
焼肉の音、うなぎの匂いを売る「シズル感」
イベントには人を呼ぶための動員催事と、物を売るための営業催事がある
元毎日新聞記者の小谷正一氏
当時「サービスは無料」が常識だった関西で、万博住友館の売り上げ5%を企画料として求めた
毎日放送を立ち上げた時に、700本の新番組が必要になり「帯番組」を考え出した
元カッパブックスの神吉晴夫氏
当時「分からないのは読者が悪い」という考え方が主流の出版業界
「英語入門」など、「分からない読者」のための本を安価で大量に販売した
ジャーナリズムの反対はマンネリズム
イベントは種を育んでタイミングを見て仕掛けるもの
大阪は南北軸だけで東西軸が弱い
そのため万博や天保山フリマで東西の導線を強めようと試みている
ミナミの活性化を「出世地蔵」で仕掛けようとしている
行政が「宗教に助成金は出せない」と言ったため、日本一小さな公園「新戎橋ポケット公園」をつくる
大阪の港湾局は1500億円の予算を持っているが、ハード整備しかしていない
シドニーのようなウォーターフロント整備に予算を移してゆくのは市民の力
アイディアの原点は人・本・旅、ネタを絶えず蓄積しておく
アメリカの電話帳を見れば、新しいビジネスが載っている
フリマの入り口はこの3年で雑誌やビラからホームページに移っている
質疑応答
Q,上手くいくフリマと失敗するフリマの違いは?
A,出店料だけ取って集客をしないフリマは失敗する
独りよがりのイベントは成功しない
集客のためにはメディア、とりわけパブリシティーを活用する
フリマは商売の疑似体験なので、参加料を集めて責任感ある商売をしてもらう
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