2007年03月24日
初めは、たった一人でした。
8年前の冬、小雪のちらつくJR六甲道駅北口。
当時は25歳の議員など存在するわけもなく、
街頭演説ひとすじの活動スタイルも確立していなかった時代。
ギターアンプにマイクを突っ込んで、語りかける私の横を、
珍しいものでも見るように通り過ぎる人々の中から、
私に声をかけて下さる方が一人、また一人と増え、
最後は本当にたくさんの方々に支えられて、私は議員になりました。
* *
初めは、たった一人でした。
最新の情報にもとづく提案や、タブーに斬り込む質問。
役所幹部の答えはいつも理不尽な「NO!」ばかりでしたが、
私は粘り強く、議場の全ての人々に語りかけました。
やがて、こっそり私の部屋にやって来て、
「私も本当はそうするべきだと思います」という若手職員が現れ、
他の議員も同様の発言を議会で繰り返すようになり、
私の提案した政策はひとつひとつ実現されてゆきました。
* *
皆様の声を政治の場に届けるのが、政治家の役割です。
しかし同時に、自分の思うところを周りに訴えかけて、
世論を創り上げてゆく力も、政治家にはあると信じています。
「役所はもっと市民の力を信じて任せるべきだ!」
「環境と経済を両立させて、持続可能な仕組みをつくるんだ!」
「不公平な利権や特権なんて、すべて根こそぎ廃止だ!」
「政治は問題が起こる前に、もっと予防に目を向けるべきだ!」
「神戸を世界一のクリエイティブ・シティーにするんだ!」
愚痴ったり嘆いたり、評論していても仕方がない。
未来を描くのは、僕らだ。
2006年10月11日
本日は、学者や市民・議員が役所の原案に対して意見を述べる「環境保全審議会」があり、
まもなく公表予定の環境基本計画年次報告書が議題に上りました。
最近の神戸市は改革が進み、報告書にはきちんと昨年の目標と実績が書かれています。
目標が達成されなかった点も、隠さずにきちんと報告されています。
民間企業なら当たり前のことですが、神戸市役所もようやく目標管理型になってきたわけです。
報告書に「目標未達成」と書いてあれば、ついついそこを追及したくなるものですが、私は逆のことを言いました。
「目標未達成の項目が多いことは、特に問題ではありません。
多くの目標を立てれば、その中に達成できないものがいくつか残るのは仕方ない。
大切なのは、未達成だった理由が何だったのかを具体的に組織内部で把握することであり、
達成できなかった理由と部署を明らかにして、『来年はここを改善して達成を目指します』と報告書に書くべきです。」
報告書では目標達成率よりも未達成理由のほうが大切ですし、
それを読んだときは責任追及よりも未達成理由の追及のほうが大切なのです。
2006年09月30日
私が一期生として卒業した京大の総合人間学部で、いよいよ同窓会を立ち上げることになりました。
記念シンポジウムで木南陽介さんや城井崇さんが指摘したように、
この学部は理系・文系から語学・体育まで幅広く迷い学べる、人材育成の“偉大なる実験場”。
学生ひとりひとりの専攻がバラバラなぶん、逆に同窓会は徹底的に囲い込むべきだというのが私の考えです。
学問の範囲は地平線の果てまで自由に、組織と歴史の結束はタイトに。
こんなに多様な専攻の学生を抱える学部は他になく、それが束になれば必ず「総合性」が発揮されるはず。
ひとりひとりの学生がゼネラリストになるよりも、チームとしてゼネラルを目指すのです。
草のタネから巨木が決して生えないように、最初にどんなDNAを注入するかが全てです。
ただの名簿管理事務局になってしまうのか、細分化された世の中を横一文字に薙ぎ払う野武士集団となるか。
全ては一番最初のビジョンと志で決まるのです。
2006年08月29日
本日、朝日新聞26面(オピニオン面)の“私の視点”コーナーに、
「神戸市議汚職 3つの癒着を断ち切れ」と題した私の記事が、5段写真入りで掲載されました。
朝日新聞の方に「書いてみないか?」と誘われて原稿を提出したのが7月下旬、
あれから1ヶ月経ち、癒着はさらにひどくなっているように感じます。
以下、本日掲載された原稿です。
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2006年08月01日
本日より11名の大学生が、夏のインターン生として来てくれることになり、
地元夏祭りのポスターづくりや留学生合宿の企画準備など、いくつかの仕事を与えてから次のような話をしました。
「人にはそれぞれタイプがあり、得意・不得意があります。
“あの山の頂上を目指そう!”と決断して皆に方向を指し示す、リーダーシップのある人。
その山に登るための役割分担やスケジュールを決める、マネジメントのできる人。
“雨の場合はどうしよう、けが人が出たらどうしよう”という、リスクヘッジのできる人。
アイディアを次々に出すひと。
皆のアイディアを引き出して参加を促す、ファシリテートのできる人。
情報やITに強い人。
お金の計算や資金繰りに強い人。
人脈が豊富な人。
とにかく行動力がある人。
そして、皆を笑わせ和ませるムードメーカー。
リーダーが一番偉くて、ムードメーカーは単なるピエロだと思うのは間違いです。
ムードメーカーがリーダーの役割をこなせないのと同じく、リーダーはムードメーカーになれません。
赤レンジャーがいなくても、黄レンジャーがいなくても、どちらがいなくても困るのは一緒です。
お互いのタイプがピタッとかみ合って大きな仕事ができれば素晴らしい。
そして夏が終わったときに、それぞれ自分がどのポジションで貢献できる人なのか、把握できていれば良いですね。」