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航空安全会議の要請書 |
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1999年11月4日 |
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1999年11月24日 |
私たち航空安全推進連絡会議(略称:航空安全会議)は、
官・民の航空労働者64組合、 約2万2000人のパイロットや管制官で組織され、
1966年の結成以来33年にわたって民間空港の安全確保と航空事故の絶滅のために
運動を進めてきた団体です。
私たち航空の現場で働く者は、神戸空港について、伊丹空港・関西空港との関係から
飛行の安全の観点で大きな不具合があると考えています。
この件に関しては1995年12月22日に神戸市長に意見書を提出し、
気象条件・管制・空域に関しての安全上の問題を指摘し、文書回答を要請しましたが、
神戸市からは何の返答もありませんでした。
1996年4月に出された「環境影響評価書」以外に、
神戸市の航空安全についての考えは発表されておりませんので、
この「環境影響評価書」の内容に関して、改めて管制・空域の不具合を述べ、
神戸市の責任ある回答をお願いしたいと思います。
航空機の安全確保のためには、飛行ルートの両側はもちろん、
その上下にも法的に定められた間隔を設定する必要があります。
具体的には、航空機同士の高度差は300m以上、
地上の障害物からは600m以上離れていなければなりません。
大阪湾上空は、出発機の速度であれば3〜6分で通過してしまうほど狭い空域で、
しかも六甲・生駒・紀伊山系と3方を山岳障害物に囲まれているため、
淡路島方面からしか出入りができない特殊な空間です。
さらに、神戸空港の予定するルートには、高さ283mの明石大橋もできました。
神戸市の説明では、他国の例としてニューヨークやパリの複数空港を挙げていますが、
山岳による地形上の制約に関しての記載が全くありません。
比較条件としては不適当であり、訂正して正確な情報を提示すべきです。
神戸空港の強引な建設計画に関して、 以下の具体的な質問についての対応策と、
この位置に空港の建設が可能だと判断した根拠、関係機関への計画説明の内容、
また、どのような条件で運輸省の飛行場設置許可が下りたのか、回答願います。
1995年の意見書で 「六甲おろしの影響で神戸空港予定地の真上にロール雲
(乱気流のある所に発生する雲)が観測された」と指摘しましたが、
神戸市の「環境影響評価書」には「かつて運輸省で風洞実験が行われ、
空港に支障がないとの結論が出ている」 と書いてあります。
運輸省のどの部署が、いつ実験を行い、どのような結論と報告書を出し、
それは神戸市その他に公表されているのでしょうか?
明石大橋の上空から神戸空港の南側を通過して、
その後Uターンして東側から神戸空港に着陸するルートがありますが、
ちょうど真上を関空の着陸ルートが高さ600mで通過しています。
この関空機との高度差300mを確保するためには、神戸空港の着陸機は
地上わずか300mの高さを飛ばなければなりません。
この高度300mというのは、私たちが何度も危険性を指摘している那覇空港と同じで、
しかも神戸空港では、この高度のままUターンをしなければなりません。
神戸空港から西向きの出発ルートも、高度300mの水平飛行を続けた後、
急上昇して高さ283mの明石大橋を飛び越さなければなりません。
低空水平飛行の間は、飛行機のフラップ(高度調整翼)を下げたままという、
異常な飛行方法が続き、通常の飛行方法では考えられない騒音も予想されます。
神戸市の「環境影響評価書」の中には、
「那覇空港などの国内他空港の事例から見て、安全上問題ない」と書かれていますが、
那覇空港は私たちが「最も危険な空港」として何度も改善を求めてきた空港であり、
その空港と同じ飛行方法をとらなければならないならば、
むしろ、神戸沖は空港の立地として不適当であると言わざるを得ません。
「那覇空港など他空港」という、同様な空港がいくつもあるような誤解を与える記述は、
もし事実でないのであれば訂正すべきです。
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神港空空第86号 航空安全推進連絡会議 神戸市港湾整備局
1999年9月10日付 航安第33‐33号 神戸空港の空域の設定にあたりましては、関西国際空港の「3点セット」の 基本的な考え方を踏まえ、航空管制の所轄である運輸省のご助言、ご指導のもとに、 大阪湾から播磨灘にかけて広域的な範囲で空域利用を図るための調整を行い、 平成6年12月に地元の基本的なご了解を得るに至りました。 また、安全面、環境面で問題がないということで、すでに、運輸大臣から 飛行場設置許可をいただいております。 なお、平成10年12月3日から実施されている関空の新飛行経路につきましても、
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1999年11月24日 9時15分〜10時20分
航空安全会議 (本部議長、事務局次長、大阪支部議長、ほか)
神戸市 (空港整備本部参事、ほか)
神戸市: 事務的にお伝えした通り、回答書以上に新たに回答する考えは持っていないが、 |
航空安全会議: 10月15日に運輸省航空局と交渉し、 Q1. 神戸市環境影響評価書の中で、六甲おろしの乱気流について Q2. 出発ルートの高度300mでの低空水平飛行に関して、環境影響評価書に |
神戸市: Q1については、古いものなので資料は残っていないが、昭和48〜49年に海上と六甲山において運輸省が調査したので、文献を調べてもらえば分かると思う。 |
航空安全会議: なぜ文書がないのに「空港立地に支障がない」と言えるのか? |
神戸市: 文書は見ていないが、前任者からの引継ぎはあった。 Q2については、空港設置許可を申請した時に必要だったので、市が作成し、 |
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航空安全会議: 飛行ルートは飛行場設置許可に必要な要件ではないので、設置許可が下りたからといって、飛行ルートが運輸省に認められた事にはならない。 |
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神戸市: 飛行ルートも当然、運輸省のチェックを受けていると解釈している。市が依頼した専門家であるコンサルティング会社からも、特に異論は出なかった。 |
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航空安全会議: 私たちはこれまで、空港建設に対しての取り組みをしたことはなかったが、 運輸省からは、「空港が完成すれば関わるが、それ以前は神戸市の責任」と |
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神戸市: 電車に乗っていても、混んでくれば座席をつめるなど工夫は誰でもする。 |
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航空安全会議: ・・・・・・(あっけにとられて、返す言葉がない) |
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神戸市: 空港設置許可が出されたのは、運輸省で総合的に判断されたと思っているが、 |
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航空安全会議: 神戸空港の着陸ルートも明石大橋の影響で変則的な設定とならざるを得ない。 |
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神戸市: 航空機の飛行性能は明らかになっているので障害とはならない。データは後日渡す。 |
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航空安全会議: 関西空港の着陸ルートが高度600mで通過するため、神戸空港のルートは |
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神戸市: 細かなことは分からないが、可能と判断した。 |
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航空安全会議: 日本で初めて「広域一元管制」を導入しようとしているが、 |
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神戸市: ホームページなどで公表しているルート以外はない。 |
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航空安全会議: 那覇空港は米軍の嘉手納基地があるために変則的な運航を強いられているが、 |
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神戸市: 運輸省で今後検討してもらわなければならない。 |
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航空安全会議: 運輸省の考え方はもう一度聞きに行く事になると思うが、 |
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神戸市: 約束した時間も過ぎており、次の会議もあるので、そろそろ終わりにしたい。 |
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航空安全会議: 神戸市としても、私たちの主張を運輸省に伝え、 |