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2001年3月5日
 神戸空港の危険性について


市長は空域の危険性を認識しているか。

井坂の質問:

一点目。神戸上空がニアミス多発地帯であることを神戸市長は認識してるのか。  

二点目、緊急回避のための空域が確保されておらず、
最初からニアミスが起こりやすい構造であるという事実を市長は認識しているのか。


神戸空港周辺は安全と思っている。

平野港湾整備局空港整備本部長の答え:

(一点目について、)神戸空港の属する播磨セクターでは ニアミス例が多いことを承知している。 
しかし、これは航空路における発生の件数であるから、
神戸空港周辺にニアミスが多いと言われるのとは違うと考えている。


(二点目について、) 神戸空港の安全については問題ないと考えている。  

 


事故が起こる可能性に対しての神戸市の責任は?


井坂の再質問:

関空の空域も日本で3本の指に入る危険なニアミス多発空域である。
神戸空港もその空域に入ると思うのだが、 これについてのご答弁ををいただきたい。

また、空域管制は国土交通省の専管事項であるが、市に法的な責任が及ばないからといって
事故の危険性を認知しながら空港を設置することについて、道義上の責任はないのか。


本当のニアミスは少ないです。

平野港湾整備局空港整備本部長の答え:

ニアミスが多いというが、航空法に基づく機長からの報告案件は全国で5件であり、
法律上のニアミスはそんなに多いものではない。


これからも議論していきます。

井坂の意見:
空港特別委員会などでどんどんやらせていただきます。


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長は空域の危険性を認識しているか

井坂の質問:

神戸空港の空域についてお伺いいたします。  

1月31日に静岡沖で起こった日航機のニアミス事故,管制官の単純ミスと,
それから衝突防止警報装置の信頼性などが主な原因とされ,
検証されていますが,1つ見逃してはならないのは,
もともとこの静岡沖の空域が日本で3番目にニアミスの多い危険空域だったという事実です。  
それでは,危険空域の第1位がどこなのかと調べてみますと,
米軍の三沢基地があります三沢西セクターという地域,
では2番目はといいますと,関空と神戸空港を含みます播磨セクターという地域で,
まさにこの神戸の上空は,今回のニアミス事故が起こった静岡沖よりも,
さらにニアミスの起きやすい危険空域だということができます。  

運輸省に働く国家公務員の労働組合が
'98年の6月に実施したニアミスアンケートというものがあります。
管制官 809人中 676名が回答した結果によりますと,
日本じゅうで年間 185例のニアミス,
またはそれに近いひやりとした事例が起こっているそうです。  

原因の第1位は,経路が重なって入り乱れていること,
そして第2位は意思疎通のミス,
それから第3位は増便などによる交通量が多過ぎるということだと言われています。  

ニアミスが起こった場面というのは,
飛行機の上昇や降下といった高度変更のときに集中しています。
したがって,ニアミスを防ぐためには,出発と到着の経路の分離,
それから航空路の一方通行化,あるいはレーダー誘導のための空域確保などが必要だと,
このアンケートは結論づけています。  

以上を踏まえてお伺いいたします。
1つ目,神戸上空が現状でも静岡沖を上回るニアミス多発地帯であることを,
設置管理者である神戸市長は認識していらっしゃるのかどうか。  
そしてもう1つ,離陸機と着陸機が神戸の場合どちらも西側の明石方面から着陸したり,
あるいは離陸する。

それから,ニアミスを避けようと思っても,
その神戸空港の経路の上には関空の経路があって上には行けない,
下には海がある,そして北側に行こうとすれば六甲山があるというぐあいに,
緊急回避のための空域がほとんど確保されていないという,
最初からニアミスが起こりやすい構造をすべて含んでいるという,
この事実を市長は認識していらっしゃるのかどうか,お伺いいたします。


戸空港周辺は安全だと思っている。

平野港湾整備局空港整備本部長の答え:

神戸空港の空域についてお答えいたします。  

まず,井坂議員仰せのニアミスアンケートでございますが,
これは全運輸労働組合が実施したものでございまして,
航空法では,航空機の機長が報告をする義務が定められておるわけでございますけれども,
本件のニアミスアンケートは管制官に対して,
管制間隔の欠如──足りなかったとか,あるいは管制間隔は満たしておったけれども,
管制官自身がはっとしたとか,ひやっとしたとか,
そうしたものも含めてニアミス等ということでアンケートをされたものでございます。  

そうした前提でご説明をさせていただきますが,
神戸空港周辺がニアミス多発地帯であるというふうに井坂議員仰せになりましたけれども,
このアンケートに示されております播磨セクターと申しますのは,
いわゆる航空路管制と申しまして,
非常に上空の航空路におけるニアミスの話をされておるわけでございます。  
若干専門的になりますが,航空管制についてご説明申し上げますと,
航空管制というのは大きく分けて3つに分けられるわけでございます。  

1つが,空港周辺あるいは空港自体を管制する管制──
飛行場管制と呼んでおりますが,
いわゆる滑走路における管制とか,あるいは離陸・着陸に関する管制,
おおむね高さ 3,000フィート以下,近傍5マイル以内ぐらいなエリアを担当しておりますが,
この飛行場管制というのが1つございます。  

これが今井坂議員のおっしゃる空港周辺という意味であろうと思いますが,
この飛行場管制を出ますと,進入管制というのがございます。
この進入管制は,飛行場管制を離れて,
いわゆる先ほど私が申し上げました
航空路管制につなぐまでの間を進入管制と言っております。  

そして,航空路管制というのは,
上空を飛行機がいわゆる巡航速度で飛んでいる管制路でございまして,
先ほど播磨セクターが事故多発地帯というふうに仰せになりましたが,
この播磨セクターというのは東京管制部──
日本では4つの管制部が全国の管制を仕切っておるわけでございまして,
この兵庫県あたりは東京管制部と申しまして,
埼玉県の所沢で管制をしておるわけでございます。
この播磨セクターにおける先ほどのアンケート調査の中で,
ニアミス例が多いというふうに出ておるやに私は承知をしております。  

ただ,今申し上げましたように,
この航空路における発生の件数でございまして,
いわゆる神戸空港周辺がニアミスが多いと言われるのは,
私はそうではないというふうに思っております。  

それから,神戸空港の空域の話でございます。
神戸空港の空域につきましては,空域管制を専管しております国が──
今は国土交通省でございますが,
関西国際空港・伊丹空港との共存を前提として設定できるという判断をいただいておりまして,
国の助言を得ながら神戸空港の飛行経路を設定してきたところでございます。  

また,これに基づきまして,
安全面で問題がないということで飛行場の設置許可もいただいたわけでございます。
神戸空港の安全については問題がないというふうに考えておるところでございます。  

以上です。


故が起こる可能性について市長の責任は?

井坂の再質問:

空港のことからなんですけれども,
播磨セクターは神戸空港のような下の地域ではなくて
上の地域であるとおっしゃるんですけれども,
先ほど申し上げなかったですが,
今関空の空域もやはり日本で3本の指に入る危険なニアミス多発空域ということになっており,
神戸空港ができれば,恐らく神戸空港もその空域に入ると思うのですが,
そのことについてご答弁をよろしくお願いします。  

それから,空域管制は国土交通省の専管事項であると,
いつもそういうお答えをお伺いするたびに思うんですけれども,
確かに事故が起これば,今回のニアミス事故でもわかりますとおり,
まずパイロットや管制官,それから航空会社の責任になる,
そして次に国土交通省の責任になる,そういう流れではあるわけですが,
では神戸市にまでは法的な責任が及ばないからといって,
事故が起こるかもしれないということをわかっていながら設置することについて,
道義上の責任がないのかどうか,
そういったことについてお伺いしたいと思います。


当のニアミスは少ないです

平野港湾整備局空港整備本部長の答え:

ニアミスが多いというお話でございますけれども,
同じ年──1998年に行われております国の航空局資料によりますと,
いわゆる航空法に基づく機長からの報告案件は,
全国で空港周辺で5件ございまして,
その5件のうち異常接近であるいわゆるニアミスというのはゼロということになっておりまして,
法律上ニアミスというのは,
井坂議員がおっしゃるようにそんなに多いものではないということを申し上げておきます。  

以上です。


れからも議論していきます

井坂の質問:

空港のことについては,今後も空港特別委員会などでどんどんやらせていただきます。


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