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1999年12月24日
 先端医療センターの整備


ハコだけでなく中身も明らかにすべき

「医療産業都市構想」における先端医療センターの施設整備に
補正予算(追加の予算)60億円が予定されている。
施設を整備する組織・方法については明らかになっているが、
先端医療センター事業そのものを運営する組織・方法について、
今のところ何一つ明らかにされておらず、現時点で予算を認めることはできない。
先端医療センターの整備内容と運営面の両面から議論を深めるためにも、
予算の承認は運営主体などの概要が明らかになってから行うべきである。


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コだけでなく中身も明らかにすべき

私は、住民投票議員団を代表いたしまして、予算第31号議案に対する反対討論を行います。

先端医療センターの整備について補正予算60億円を計上する件ですが、
始めにお断りいたしますと、私はこの医療産業都市構想そのものを
今すぐストップせよ、という立場で反対討論をするわけではありません。
現時点の情報だけでは、医療産業都市構想に問題なしと
無条件に太鼓判を押せるものではない、という立場から、以下、簡潔に理由を述べさせていただきます。

その理由は、先端医療センターの事業運営主体について、何一つ明らかにされていないということです。
新交通サービスセンターが整備主体になるということで、
建物と用地に関しては財源が明らかになっておりますが、
機器については、運営主体が公的助成・リースなどで整備予定となっています。
ところが、この運営主体について分かっていることは、
ベッド100床、医者100人をもつ医療財団法人であるというぐらいでありまして、
民間企業の参入見込みですとか財政見通し、例えば運営主体の年間維持費が
どのようになるのか、その財源はどのようになるのかなど、
重要な事柄については今後来年の2月までに決めるということしか分かっておりません。

先端医療センターという箱そのものについては問題がないとしましても、
その箱の中で今後営まれる事柄について、まだまだ多くの
・・本当に多くの疑問が残されている中で、箱の整備だけ先に認めて、
中身については後日改めて審議するということですが、
では、3月議会で運営主体について重大な問題が持ち上がって
議会の承認を得られなかった場合どうなるのですか、
そのような問いかけに、先日の総務財政委員会で局長は
「そうならないように努力します」とのお答えでした。
結局、それ以外にはやはりお答えのいただきようがない事なんだと思います。

国との関係におきまして、12月議会で先端医療センターの整備に議会の承認が得られましたと、
そのように言って30億円の出資を頼んでおきながら、
3月議会で運営主体について議会の承認が得られませんでしたので、
先端医療センターの建設を中止しますと、そのように言うことは
現実的にやはり非常に難しいのではないでしょうか?

つまり、我々議員も、今回の整備主体だけを見て、
先端医療センタープロジェクトを一度承認してしまえば、
3月議会において運営主体だけを承認しないということが非常に難しくなってしまうのではないか?
そのような危惧を抱いております。

今回の整備主体についての補正予算を認めることは、
実質的に来年3月議会で審議される運営主体についても認める事に他ならない、
形式的には箱だけ認めて中身を認めない、そういうことは可能であっても、
実質的には箱と中身は同時に審議されるべきものであり、
同時に結論を出すべきものであると考えております。

国の出資のタイミングにあわせて整備主体だけでも先にと、
という当局の事情については理解できる部分もありますが、
やはり、議会に諮る順序が逆であり、このような聞かれ方をすれば、
疑わしきは承認せずと、そのような態度で審議に臨む私たち議員として、
このような結論を出さざるを得ないということもご理解いただきたいと思います。

以上、反対討論を終わります。

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