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2月26日〜3月29日に開かれた3月議会は、予算について議論する1年で一番長い議会です。
笹山市長は自身満々に「金額だけでは計りきれない積極的な予算で80点」と自己採点し、
マスコミは「ハード(公共事業)からソフト(生活・福祉)重視」と高く評価していましたが、
果たして本当にそうなのでしょうか?
この謎を解くキーワードは2つ、「補正予算」と「予算額」です。
「補正予算」というのは、毎年3月に議論された予算を年度の途中で変更するもので、
普通はたいした事のない金額ですから、予算の議論では省略して考えられることが多いです。
ところが今年2月の補正予算は690億円、そのうち630億円が公共事業費という巨額で、
平成13年度の公共事業を景気対策のため早めに実行するという意味合いが強いものでしたから、
これを合わせて考えると「公共事業費を減らした」という神戸市の発表とは逆の結果が出てきます。
公共事業費 減った? 増えた!
もうひとつ注目したいのが、それぞれの政策メニューごとの予算額です。
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予算額が少ないもの |
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ポートアイランド2期のコンテナ港整備 47億円 六甲アイランド南の埋め立て事業 42億円 神戸空港事業 484億円 ポートライナーの延伸 10億円 ケタが4〜5桁も違う! |
企業誘致など神戸港利用促進 6600万円 |
お金の使い方を見れば、市長の価値観(ハード重視かソフト重視か?)がよく分かります。
地球温暖化の対策はもう無理?
3月16日、予算委員会の総括質疑で私が市長に
「日本が97年に京都会議で約束した二酸化炭素の6%削減、神戸は守れますか?」と質問したところ、
「出来ないことは出来ない」と諦めたような答えが返ってきました。
神戸市が昨年3月にまとめた「地球温暖化防止地域推進計画」では、
貨物車交通量を8%削減、太陽発電を新築の1割に導入、太陽熱温水器を新築の4割に導入、
暖房はいつも3度低く、冷房はいつも2度高く、テレビは1時間半短く、シャワーは5分短く…
これらの取り組みは行政が放っておいて住民や企業が自主的に達成できるものではありません。
まず市役所が率先して役所の事業だけは二酸化炭素の排出10%削減を目指すとのことですが、
役所の役割をそんなに小さく考えてもらっては困ります。
プロ野球の監督が「どの選手よりも朝早くから素振りをしています」だけでは試合に勝てません。
打順を組み替え、練習メニューを工夫し、調子の悪い選手は2軍に落とす。
監督にしか出来ない仕事があるはずです。
税制や各種の規制、教育や啓発、そして環境産業の育成・・・
役所にしか出来ない環境対策をするべきです。
平成5年から5年間、文部省が毎年100億円の予算を確保して地方に分配し、
学校図書室の本の冊数を当時の小中学校の1.5倍にしようとしました。
それに対して神戸市の達成率は平成11年で小学校172校のうち43校(25%)、
中学校82校のうち15校(18%)で、全国平均(29%、19%)と比べても低いことが分かりました。
地域の図書館も、全国12の政令指定都市を比較すると、市民一人あたりの蔵書数は第8位。
これから買って増やすのかと思いきや、市民一人あたりの図書購入費はなんと最下位でした。
特に各区の図書館がひどいようで、六甲道の駅前で新聞を配っていると、よくご意見をいただきます。
インターネットによる蔵書検索や、置いていない本は隣の図書館から取り寄せるシステムなど、
今年から色々と使い勝手が良くなるように工夫されてきましたが、
そういったシステムも蔵書の冊数が充分にあってこそ効果を発揮します。
インターネットを使えば何でもソフト政策なのではなく、本こそが教育におけるソフトなのですから、
寄贈本や古本など柔軟に考えて小中学校と各区の図書館の蔵書を増やしていきたいです。
去年の秋に新社会党と会派(議会内グループ)を別れたので、
今年の予算議会では代表質問から各局ごとの予算委員会、予算総括質問から最後の予算討論まで、
合計21の質問を毎日すべて自分でやることになりました。
お陰で目の回るような忙しさでしたが、幅広く色々な事を調べ、ずいぶん勉強になったと思います。
皆様からのご意見も上手に質問に生かせるようになってきましたので、
引き続きアイディア・ご意見をよろしくお願いいたします。
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