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4月下旬に日本の若手政治家5名でフィリピンに行ってきました。(もちろん私費です)
若いうちからアジアレベルでの交流を深めておこうと「アジア21世紀ネットワーク」を設立し、
マイク・ディフェンサーという31歳の大臣やテディ・バギラットという32歳の州知事候補と会い、
フィリピン特有のゴミ問題や貧困問題、そして日本人男性とフィリピン人女性の混血児の問題を、
自分達の目で確かめて来ようという目的で計画を立てました。
ゴミの山に住む人々
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フィリピンには今、ダイオキシンを防ぐために ゴミを燃やしてはいけない法律があるのですが、 生活スタイルはビニールやプラスチックを大量に使う 日本・アメリカ型の大量消費&大量廃棄経済です。 そのため、首都マニラの隣にあるパヤタスには ゴミが毎日積み上げられ 巨大なゴミの山ができています。 山の内部では腐敗ガスが発生し、 それが自然発火するために 「スモーキーマウンテン(煙の山)」という 名が付いています。 |
そのゴミの山の上に街を作り不法に住みつづける人々がいました。
政府が他の土地に住宅を作って移り住むように指導しても、決してその場所を動かないそうです。
フィリピンには貧困層が6割いると言われ、彼らは政府の住宅に移り住むと仕事を失ってしまうのです。
強烈な悪臭と煙のなかで、お年寄りから子供まで、毎日ゴミの山の中から鉄くずやプラスチックを集め、
それをリサイクルに売ってぎりぎりの生活を続けているとのことでした。
今年1月、ギャンブルで私腹を肥やしたエストラダ前大統領が数十万人のデモで追放され、
マスコミは若いアロヨ大統領を、民衆の圧倒的な支持で政権を奪った英雄のように報道しています。
しかし実際は、貧困層の住民は未だに前大統領を圧倒的に支持していました。
私たちがフィリピンに滞在している間、ちょうど前大統領が有罪として投獄されることになり、
それに怒った貧困層の数万人規模のデモに参加してきました。
若いカップルから小中学生の悪ガキ集団まで、お祭りのような楽しいデモでしたが、
多くの人が政治に参加するのは、日々のギリギリの暮らしが政治に大きく左右されるという証しです。
逆に日本の政治は、それだけ街の暮らしと離れて分かりにくくなったということでしょうか。
今回、現地でガイドをしてくださった穴田さんという女性は、
「ジャパゆきさん問題」の頃から10年も、日本とフィリピンの混血児問題に取り組んできた方です。
路上で暮らす子供たちや、日本人男性に捨てられた女性を支援するボランティア団体を訪ねましたが、
いかにも日本人らしい顔をした子供たちの笑顔に囲まれて、非常に居心地が悪かったです。
フィリピンでは昔から貧困と失業が大きな問題として解決されないまま残っています。
物価は日本の5分の1ぐらいですので、貧しい女性は日本人相手の売春をするしかありません。
「安いから買春する」という日本人男性のいる限り、父親のいない子供は増えつづける仕組みです。
マニラの北500キロの山奥に、世界遺産の棚田で有名なイフガオという州があります。
そこでテディ・バギラットという34歳の州知事候補の選挙運動に参加してきました。
テディはすでに村長を2期つとめていて、この若さで州知事の最有力候補とのことです。
「フィリピンの環境問題について、日本の政治家が手伝えることはないですか?」と訪ねた時、
「僕はこれから自分の国の環境問題を解決するから、君達は日本の環境問題を解決してくれ。
すべての国がそうすれば、世界の環境問題は必ず解決されるはずだから。」
と答えてくれたのが印象的でした。
環境や金融の問題、ビジネスだって今や国内だけを眺めていれば済む時代ではありません。
軸足は神戸という地域に置きながら、広く世界を見渡して、今後も政治活動を続けていきたいです。
5月11日の神戸新聞と読売新聞に「井坂は神戸空港に反対する市長を応援」という記事が載りました。
誤解された方も多いと思いますので、私の空港と市長選挙に対する現在の考え方を申し上げます。
私は2年前の立候補の時から一貫して、神戸空港の進め方に問題があると言ってきました。
私は今でも、神戸空港には多くの問題が残っており、このまま続けるべきではないと考えていますが、
もはや空港問題は、役所や政治家など一部の「カシコイ」人たちが情報を独占して
勝手に「市民のためになる」結論をだすような問題ではありません。
あらゆる経営情報を住民に公開して、住民ひとりひとりが自分の問題として結論を出すべきです。
これ以外に住民が納得できる決定プロセスはないと思います。
この春に街の皆様にお願いした「次の市長に望むことは何ですか?」というアンケート、
第一位は 「とにかく住民の声を聞いてくれる人が市長になって欲しい」でした。
神戸市の将来ビジョンを語る前に、役所は住民の声を聞き、信用を取り戻す必要があります。
その一方で、自ら判断して積極的にまちづくりに参加する住民が必要です。
「どうせ役所が勝手にやることや」とスネた状態が続けば、どんなビジョンも実現されません。
「空港賛成派 vs. 反対派」という古めかしい対立の図式からは、新しい解決策は生まれません。
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