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2002年6月
 
いさか新聞 19号 「いつ始まる?神戸のゴミ分別」

●比べてみよう、各都市のゴミ分別

●ゴミ問題に本気で取り組む仙台市

●いつまで続く「テスト実施」

●ゴミを捨てたら、いくら費用がかかるのか?
●今年も福祉環境委員会で頑張ります

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べてみよう、各都市のゴミ分別

他所から引っ越して来られた方は、皆さん揃って「神戸市のゴミ分別はひどい」とおっしゃいます。
ゴミ分別の問題は、私が議員になって最初の本会議で市長に質問した、思い入れのあるテーマです。

燃える
ゴミ

燃えな
いゴミ

ビン
ペット
ボトル
乾電池
プラス
チック
小さい
金属物
古紙
粗大
ゴミ

札幌

週2回
週1回

週1回

週1回

週1回

週1回

週1回

   

有料

仙台

週2回

週1回

週1回

週1回

週1回

週1回

   

有料

東京

週2回
週1回

週1回

週1回
       
週1回

有料

川崎

週4回

週1回

週1回

週1回

週1回

 

週1回

無料

横浜

週3回
週1回

週1回

週1回

週1回

週1回

 

週1回

有料

名古屋

週2回
週1回

週1回

週1回

週1回

週1回

   

有料

京都

週2回

週1回

週1回

週1回

       

有料

大阪

週2回
 

月2回

月2回

月2回

   
月2回

無料

神戸

週2回

月2回

月2回

       

 

広島

週2回
週1回

月2回

月2回

月2回

月2回

 

月2回

月2回

有料

北九州

週2回

週1回

月2回

月2回

       

有料

福岡

週2回
月1回

 

月1回

月1回

       

有料

上の一覧表は、全国の政令市(100万人都市)のゴミ分別ルールを調べた結果です。
自治会など地域で古紙を集めていたり、生協や公共施設で資源ゴミを回収する場合を除いて、
市役所の収集車が取りに来てくれるゴミの種類と頻度をまとめてみました。
神戸市のゴミ収集が、種類・回数ともに他都市よりずいぶん遅れていることが一目で分かります。

 

ミ問題に本気で取り組む仙台市

5月22日、市議会の福祉環境委員会の視察で、東北地方の仙台市に行ってきました。
仙台市では、平成11年から「100万人のゴミ減量大作戦」というキャンペーンを始め、
今年の4月からは缶・ビン・ペットボトル・乾電池に続いて、プラスチックも市が回収しています。

平成12年の12月から、神戸市と同じように一部の地域でテスト実施を始めたわけですが、
平成13年には630回の地域説明会を開き、合計75000人の住民に市職員が直接説明をして、
テスト実施の16ヶ月後には、仙台市全体のプラスチック収集が始められたということです。
今回のキャンペーンに賭ける仙台市役所の必死さが伝わってきました。

さらに子供会や町内会が古紙回収をしやすいように、スチール製の保管倉庫を貸し出したり
逆に、粗大ゴミの収集を有料にするなど、仙台市役所はアメとムチを上手に使い分けています。

 

つまで続く「テスト実施」

神戸市でもようやく、ビンの分別収集と粗大ゴミの申し込み収集が一部の区で始まりましたが、
この「テスト実施」は、区の中でも役所に協力的な一部の地域でしか行っていません。
また、缶・ペットボトルの分別収集も神戸市全体で一律に実施しているわけではなく、
分別に協力している地域は6割、きちんと分けている人は2割しかいないと言われています。

札幌市はテスト実施からわずか3ヵ月で、プラスチックの分別収集を市全体で始めたそうです。
他の政令市も、だいたい2〜3年のテスト実施を経て、分別収集を市全体で完全実施しています。
神戸市のように「協力してくれる一部の地域だけ実施する」という中途半端な事はしていません。

「住民の分別に対する意識が低いまま制度を変えると、ゴミを混ぜて捨てる人が多くて効率が悪い」
というのが神戸市環境局の考え方ですが、広報や罰則で住民の意識を高めるのも市役所の仕事です
意識の高い人たちだけ選んでテスト実施を続けても、神戸市全体のゴミ問題は解決できません。

 

ミを捨てたら、いくら費用がかかるのか?

神戸市のゴミ処理費用はどれぐらいかかっているのでしょうか? ゴミ収集にかかる費用と、
焼却や埋め立てなどゴミ処分にかかる費用に分けて、計算してみました。
(車両の購入費や施設の整備費は、過去5年間の費用を平均して1年分としました)


1年間の家庭ゴミ収集費用

人件費(約1050人)  113億円
収集・運搬の経費     20億円
車両の購入費        4億円
事業所の整備費      3億円
------------------------------
合計           140億円

家庭ゴミの量(62万トン/年)で割ると、
ゴミ1kgあたり22.6円

 


1年間の家庭+事業ゴミの処分費用

人件費(約280人)     30億円
破砕・焼却・埋立ての経費 66億円
埋立て地の整備費     11億円
処理施設の整備費     81億円
----------------------------------
合計             188億円

家庭+事業ゴミの量(94万トン/年)で割ると、
ゴミ1kgあたり20円

皆様がゴミ1kgを捨てるたびに42.6円、1世帯あたり年間で44,000円の税金が使われている計算です。
粗大ゴミの引き取りを有料にしたり、市が指定するゴミ袋に処理費用の一部を上乗せするなど、
捨てるゴミの量を減らした人が経済的にトクをする仕組みも、考えてみる必要があります。

 

年も福祉環境委員会で頑張ります

6月21日から新しい年度の議会が始まり、新しい議長や委員会の委員を決めていきます。
今回調べている中で、神戸市環境局が自分の市のゴミ処理費用を計算していないことには驚きました。
環境と経済をどうやって両立させるか?というのは、政治の大きなテーマです。
昨年度に引き続き福祉環境委員会に入って、子育て問題やゴミ問題について頑張って参ります。

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