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杜の都・仙台の環境政策 |
5月22日、杜の都(もりのみやこ)と呼ばれる東北地方の中心都市・仙台を視察しました。
仙台市では、平成11年から「100万人のゴミ減量大作戦」というキャンペーンを始め、
今年の4月からはゴミの分別をさらに細かく分けて、
家庭ゴミ、缶、ビン、ペットボトル、電池、プラスチック包装容器を市が収集しています。
住民にゴミ出しのルールを理解してもらい、キャンペーンを成功させるために
630回の地域説明会を開き、合計75000人の住民に市職員が直接説明をしたそうですから、
今回のキャンペーンに賭ける仙台市役所の必死さが伝わってきます。
さらに子供会や町内会が古紙回収をしやすいように、スチール製の保管倉庫を貸し出したり、
生ゴミを肥料にする処理機を買う人に補助金を出したり、いろいろな政策を組み合わせて、
平成22年には、1年間に排出されるはずのゴミ65万トンのうち8万トンを排出しないように抑え、
残り57万トンのうち30%にあたる17万トンをリサイクルする計画だそうです。
仙台市のゴミ減量・リサイクル目標 (単位はトン/年)
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平成13年度 |
平成16年度 |
平成19年度 |
平成22年度 |
| 排出されるはずの量 |
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651,100 |
| 排出を抑える量 |
28,300 |
38,000 |
59,300 |
82,400 |
| 民間会社のリサイクル量 |
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115,800 |
| 市役所のリサイクル量 |
25,600 |
44,500 |
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55,000 |
| 焼却・埋め立てをする量 |
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397,900 |
もうひとつ興味深かった政策は、環境を守る「ISO14000」という基準です。
仙台市は市役所全体が、この「ISO14000」という省エネ基準を守りながら仕事をしていて、
役所の各部局の部長が、別の部局がこの基準をきちんと守っているかチェックする内部監査や、
民間人の委員5人が問題点を指摘する外部監査など、チェック機能も充実しています。
さらに、民間会社が「ISO14000」を取得することを支援したり、
中小企業でも手軽に取得し易いような簡易版「ISO14000」を考案したり、
市役所だけが率先して省エネ基準を守るだけでなく、民間会社も巻き込もうと工夫しています。
神戸市は、市役所の中では「エコオフィス・プラン」という省エネ基準をつくって努力していますが、
民間会社に省エネ基準を守ってもらうことについては、あまり積極的ではありません。
「住民の協力が得られない」と言ってなかなか前に進まないゴミの4分別もそうですが、
環境問題については、神戸市が基準や規制を作って強制的に変えていくべきだと思います。
民間会社や住民が自分から行動を起こすのを待っていたのでは、手遅れになってしまいます。
仙台市や三重県など、一歩進んだ役所の良いところを見習って、神戸を変えて行きたいです。
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