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空港の需要予測検討会 |
10月23日、神戸空港の利用客予想を計算しなおす「第1回・需要検討会」が開かれました。
全テレビ局のカメラが取り囲み、住民と議員が傍聴する異様な雰囲気の中、
神戸大学と京都大学から選ばれた交通需要の専門家5人と、神戸市みなと総局の幹部によって、
どのような方針で需要予測をやり直すか?というテーマが話し合われました。
議論の中身は、「三重県は近畿地方に含むのか?」「兵庫県北部の人は鳥取空港も使うのでは?」
・・・など、本質を外れた些細な話が多くてガッカリしましたが、
それでも重要な指摘が3点ほどありました。
1、神戸市が平成7年に行った需要予測は、「旅行者は安くて時間のかからない交通機関を必ず選ぶ」
と仮定する「犠牲量モデル」という方式で計算したが、
この方式では、例えば「長崎に行く人は全員が飛行機に乗る」という極端な結果が出やすい。
2、「犠牲量モデル」の代わりに今回は「ロジットモデル」という計算方法を採用するが、
この場合、「便利さ(便数の多い・少ないなど)」をどのように数値として組み込むかなど、
計算する前の段階でどのデータを採用するかによって、計算結果がほとんど決まってしまう。
3、経済成長率が予想通り伸びなかった場合や、人口減少が予想以上に進んだ場合など、
初期条件を色々と変えながら、計算結果がどの程度左右されるかも調べる必要がある。
神戸市がこれまで「この方式が最も適している」と言い張ってきた
「犠牲量モデル」はあっさり否定されましたが、
違う方式で計算しなおすことになったため、神戸市が前回平成7年に行った需要予測計算の
ウソやごまかしを検証することは難しくなってしまいました。
そして最後に委員長の吉川・京大名誉教授がまとめた言葉が印象的でした。
「需要予測は判断の材料であるから、様々なパターンで計算して、多くの情報を手に入れるべきだ。」
まさにその通り、需要予測は神戸空港を造るか止めるかを判断するためのものです。
「需要予測が前回を下回っても、空港は予定通り建設する」という神戸市幹部の考え方なら、
今回の需要検討会そのものが税金の無駄遣いになってしまいます。
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