2003年10月03日
◯理事(井坂信彦)
環境会計の導入についてお伺いいたします。
毎回この件について提案しているわけですけれども,
水道局のときも提案させていただいて,
本当に政令市では今ほとんど取り入れられていて,
この間神戸市がむしろ乗りおくれた形になっている。
これはでも時代のはやりというのを超えて,もうちょっと別の意義があるから,
各都市はいろいろ忙しい,財政も厳しい中でこういう環境会計というのを
取り入れているのではないかと私は見ているわけです。
他都市では,水道局がまず導入する例が多いわけですけれども,
水道局の議論の中で局長がおっしゃるには,
神戸市全体の環境施策との整合性もありますので,
神戸市全体の環境施策を見て判断したいというようなお答えなわけで,
それできょう市長に改めてお聞きしたいのは,環境会計を神戸市全体で,
あるいは市長がリードして,まず水道局あるいは下水道局あたりから
取り入れるということについて,やってはいかがかという
質問をさせていただきたいと思います。
◯松下助役
環境会計については,事業活動における環境保全のコストと
活動により得られた効果を,可能な限り貨幣単位とかあるいは事業単位に
換算して,定期的に把握して分析して評価する,
こういうことで最近特にいろいろ各市も,
特に水道事業等でこういったことを研究されているということで,
発表されている地区もございます。
それについては承知をいたしておりますが,我々もやはり水道事業については,
水という自然の営みなり恵み,環境を利用した事業だというようなことで,
当然地球環境保全への責任も大きいというような観点から,
2005年に向けての経営目標の中でも環境保全に努めますと,
こういうことで項目を掲げて,温室効果ガス排出量の抑制
あるいは自然エネルギーの利用,低公害車の購入,廃棄物発生の抑制,
汚水・汚濁の再利用ということで努めてきております。
これら取り組みを公表するということについては,やはり環境会計については,
市民へ説明する指標の1つとしては,ご指摘のように有効な指標であるというふうには
考えておりますが,現在環境保全活動のコストと効果を貨幣単位や物量単位,
そういったことに換算する方法については,まだまだいろいろ,
各都市もいろんな形で考えてはおられますが,統一した手法がまだ確立されていないとか,
あるいはいろいろ他都市でやっておられる,公表している環境会計の標準化──
これは標準化がどうかということもありますが,
そういう問題なども1つの課題であるというふうに思っております。
今後そういうような課題について研究をしながら,
神戸市の各事業というのもちょっとあれなのですが,
やはり水という点については,特にそういう環境の問題が強いということで,
そういう事業については環境会計というものを導入することが
適当だというようなことになれば,そういったことの導入を
検討してまいりたいというように思っております。