新住民も巻き込んで(第2回定例市会)

2004年07月02日

◯2番(井坂信彦君)
六甲道南の再開発の公園整備とそれから今後の管理運営についてお伺いいたします。

建物はすべて完成し,区役所の移転も済み,六甲道再開発の事業で残すは
中央の防災公園だけとなっております。
先月行われました住民説明会では,公園入り口に配置される
イタリア広場というものに対して,
新旧の住民双方から疑問の声が上がりましたが,
本日質問させていただくのはその件ではありません。
 
新住民が怒った理由は,これまで一切公園づくりに参加の機会がなかったのに,
今度このような公園をつくります,イタリア広場も含めすべて決定事項です,
完成後の公園管理は住民主体ですというふうな言われ方をしたことに
怒った理由があるのではないでしょうか。
 
公園づくりと公園管理という大きく2つの段階がある中で,
後半の公園管理の段階になって,今から新住民の皆さんも話し合いに
参加してくださいというのでは,その気が起きないのも
仕方ないかと考えます。
 
質問ですが,既に完成してしまった公園プランではありますけれども,
今から1歩でも半歩でも戻って,公園づくりの段階から
新住民を巻き込み直すことは可能かどうか。

完成した公園プランを新住民に今後周知徹底していくという
広報レベルの話ではなく,ごく一部でも新住民と公園づくりの体験を
共有するというパブリックインボルブメントを実施することで,
その後の公園管理の話し合いがスムーズに進むようになると考えますが,
いかがでしょうか,お伺いいたします。

◯都市計画総局長(村戸靖男君) 
震災復興再開発事業の六甲道駅南地区につきましては,
昨年度末に14棟すべてのビルが完成をいたしまして,
今年度はまちづくりの総仕上げとなる公園の
整備に着手することといたしております。
 
この六甲道南公園は,再開発事業により生み出された
約1ヘクタールの駅前に立地する大規模な公園であり,
緑と潤いのある都市空間が生まれることとなります。
 
平時は盆踊りやフリーマーケットなど皆さんが自由に使える
地域コミュニティの活動の場として,また災害時には被災者の生活支援,
帰宅困難者支援,ボランティア活動支援,情報の収集・提供など,
区役所と一体となった駅前の防災拠点として
地域の安全・安心を生み出すことを目的といたしております。
 
整備の内容につきましては,大半は芝生広場を基本といたしておりまして,
その中にせせらぎやプレイロット,周囲に樹木を配置したものとなっております。
 
南側の一部には,イタリア広場としてイタリアの石材を使った
構造物を配置し,大型車両の乗り入れも可能な舗装された
広場整備となっております。
 
この整備内容の検討に当たりましては,平成9年から
地元協議会等によるワークショップや計画検討委員会を実施し,
北側は芝生広場,南側は舗装広場という基本的な整備内容を決定いたしました。
 
その後,平成13年10月に広く周辺の自治会や学校・警察・消防等の
関係機関も交えた公園管理運営検討委員会を設置いたしまして,
それまでの検討を引き継ぎ,また幅広い方々の意見も取り入れるとともに,
イタリアからの申し出により実施をいたしましたコンペの内容を
検討委員会の中で報告しながら,現在の具体的な計画を進めてまいってきております。
 
ご指摘のように,この公園を愛着を持って末永く利用していただくためには,
従来の方々に加え,新しく住民になられた方々からもいろいろな
ご意見をいただくことが重要と考えております。
公園管理運営検討委員会への参加を呼びかけるなど,
参画への環境づくりを進めているところでございます。
 
今後とも愛着を持って利用していただける公園として管理運営できるように,
公園づくりプランの議論に参加していただく機会を設けまして,
可能な限りご意見を反映してまいりたいというふうに思っております。
 

◯2番(井坂信彦君)
六甲道南の再開発──公園のことですけれども,おっしゃったように
震災直後のまちづくり協議会から地権者を中心に
パブリックインボルブメントが進められてきたこと,
それから再開発地区より一回り大きい連合自治会規模で,
さっきおっしゃった近隣の小・中学校なども巻き込んだ
公園管理検討委員会が始まったことなど,
これまでの流れを否定するつもりはありません。
 
例えなんですけれども,電車に例えましたら,
これまで地権者や旧住民それから連合自治会の方を乗せて
順調に走ってきたと思うんですが,公園づくりという段階をいよいよ終えて,
電車のドアが閉まって,さあこれから公園管理の段階だと,
走り出そうというときに,私はもう1度──いま1度ドアをあけて,
おくれてきた新住民の人を乗せてやってほしいということなんですね。

管理の部分から一緒にやりましょうということでなくて,
もう1度本当に公園づくりの最後の部分だけでもどこかこしらえて,
そこから巻き込んでいくということが重要ではないかというふうに考えています。
 
駅前の大規模な公園ですから,恐らく今後完成した後,
さまざまな管理運営上の困難に直面するだろうと思っています。
駅や商業施設の利用者の違法駐輪のことですとか,
あるいは深夜の治安が悪化するおそれ,それから芝生ですとか水回りの
メンテナンスも非常に手間がかかるわけです。
 
そこへ持ってきて自分たちが公園づくりにかかわったのだという
愛着とか責任感がなくしてこれらの困難を乗り越えることは,
私はやはり大変難しいことではないかと思うわけですが,
その点についてもう1度ご質問したいと思います。

つくるというところからもう1度──一瞬でもかかわることができるのかどうかです。


◯都市計画総局長(村戸靖男君) 
六甲道の公園の整備の件でございますけれども,
公園の整備に当たりましては,計画を立てる段階で
基本プランをはじめといたしまして,いろいろな段階で
整備計画を練ってきているわけでございます。
 
そういう中で私どもといたしましては,今現在,
個々の整備内容について皆さんにお話をし,
その内容についてのいろいろなご意見をいただいているような段階でございます。
 
先ほどもご説明いたしましたように,そういう段階での
プランづくりにはぜひご参画をいただいて,
いろいろなご意見をいただきながら内容に
反映していきたいというふうに思っております。


◯2番(井坂信彦君)
六甲道南の公園は,私もパブリックインボルブメントの
先進事例になってほしいという思いで見ておりますので,
そのようになってほしいなと思います。

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いさか議事録

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