検針業務のコスト比較(水道局事業決算)

2004年09月29日

◯委員(井坂信彦)
昨年の決算委員会で,具体的な他都市の金額も挙げて,大体神戸市の公社の検針コストは,
ほかの大体2倍高いじゃないかという指摘をさせていただいたと同時に,
なぜ合い見積もりをとらないのですかという質問をさせていただきました。

その後も,いまだに見積もりはとっておられないというふうに聞いているわけですけれども,
一方でこのたび新しく出された平成16年から19年までの新中期経営計画──経営目標ですか──
その目標後に,先ほど局長おっしゃっておられた公と民の役割を見直すという項目がありまして,
水道サービス公社に委託している水道メーター検針業務を見直し,
コスト削減をすると,先ほど局長がおっしゃったことが,目標の中に書かれているわけです。
 
実際,コスト削減20%ぐらいを見込んでおられる。その20%という数字は,
私は,これはまだまだ足りないのではないかというふうに思っておりまして,
去年も申し上げましたし,先ほど局長の口からもありましたけれども,
それは民間と公社の価格差だけ見比べれば,その20%どころではないわけです。

やっぱり40%ぐらいは削減しないと,コストという面では全く競争できないというふうに思っているんですが,
その点について,内部見直しをするならするで,私はその方針でいくならいくで,
じゃ,何で20%なのかと。コストの議論をしてる中で── それは雇用の話とか,
いろいろおっしゃいましたけども,やっぱり20%という目標は余りにも低いのではないかと思うのですが,
その点について,お伺いしたいと思います。

◯石井水道局長
昨年,民間会社の見積もりをとったのかということで言われまして,
我々の方も,いろいろ悩んでおるところでございますが,まだ実は見積もりはとっておりません。
とにかく,我々今経費節減という,先ほども我慢という,辛抱というお話もございましたが,
どこまで我慢・辛抱していけるのかなということで,職員みんなにもいろいろお話をしながら──
サービス公社というのは,いわば水道の補完的業務をやりますが,
やはり1つの人格を持った組織でございます。
そういう中で,我々と話しながら,トータルとして単価を下げる方法はないのかという,
いろんな議論をしております。
 
先ほども申しましたが,他都市,近隣とかいろいろ調べたら,
もう値段は大体わかっております。確かに,その仕事の中身等については,
いろいろ状況は違いますが,例えば,最低限の検針をするというだけであれば,
こうであるというのも大体わかっております。そういうようなこともございますが,
我々読んでくるだけじゃなしに,いろいろな付随業務についてもやっていきたいというふうな
思いを持っておりますので,そういう中で業務の品質── 業務履行に係ります品質とか信頼性というのも,
これ,培ってきたものがございますので,そういうものも大事にしながらやっていきたいなと思っております。

例えば,検針の業務について,もう業者さんはおられますので,
見積もりということになれば,
これだけのことをこういう形でといういろんな条件整理もまたしてやらなくてはならないと思います。
そういうような整理についても,まだまだこれから考えていかないといけないというふうに思っておりまして,
そういう中で順を踏んでと言えばなんですが,ひとつできることからやっていこうというふうに思っております。

コストの縮減といいますか,我々新たな経営目標の中で,物件費については20%削減よと。
まずは,この20%を下げて,本当にやっていけるのか,相当の努力をしないとできませんので,
新たな経営目標の中では,16年から19年の間は収支均衡を保つという,
水需要もいろいろ,中期の水需要もした上でやってきております。
そういう中で1つずつできるものからやっていこう,また仕事のやり方についても,
とにかく切ってしまうんじゃなしに,仕事については,
再構築をしていこうというものの考えでございますので,この検針業務についても仕事のやり方含めて,
公社ともども頑張っていきたいと思います。

削減率がまだまだ甘いよというお話のようでございますが,
そういう過程を踏みながらやっていきたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いします。


◯委員(井坂信彦)
何で去年から見積もりにこだわっているかといいますと,
局長も民間の方が安いということは認めてくださっているんですけども,
その前に必ずまくら言葉がついて,いろいろ業務の違いなり,地形の違いなりありますがという,
私はそういうのがやっぱり逃げになると思うんですよ。
そんな状況が違うから,よそと単純に比較できないんだというような逃げをおっしゃるのなら,
見積もりを,もうずばりこの神戸で,
しかも今公社のやってる同じ業務でとってみてはいかがですかというふうに,
どうしても思ってしまうんですが,
私,何も公社を全部切って,民営化すべきやとか,そういう考えではないんですよ。

ただ,やっぱり公社も,いわばおっしゃったように,随分昔からの,
言ったら民営化のトップランナーのような形でやっておられますし,
それがどうもずっと長年,水道局から公社という委託関係がずっと続いてる間に,
やっぱり当初の意気込みが薄れてきているのではないかなと。

民間とやっぱり同じ見積もりで,値段で競争して,それでそこを目標にコストダウンするなら,
私は話はわかるんですけども,できる範囲で20%,
それでも大変やから20%をとりあえずやるんですという話でとどまってしまうと,
それならやっぱり民間に任せた方がええん違うかという議論は,
いつまでたっても残るのではないかというふうに思うわけですけれども,
なぜ見積もりをとられないかということ,やっぱり私は気になるのでお聞きしたいのと,
それからそういう現実を踏まえた上で,価格差をきっちり,逃げのない形で踏まえた上で,
そこを目指して努力いくと,そういう形であるべきだと思うのですが,
その点についてお答えをいただきたいと思います。

◯石井水道局長
今私どもの方,経営目標の中で,局内でも,そういう勉強会を今やっております。
サービス公社を含めた勉強会も今やっております。そういう中で,
いろいろの状況を見ながら対応をとっていきたいというふうには考えております。


◯委員(井坂信彦)
私はやっぱり公営企業会計の審査通して聞いておりまして,バス事業を他山の石といいますか,
そういうふうに見ていただきたいなというふうに思うんです。

もう4年も前からバス,京都方式という形で間接民営というんですか,
そういう形で退職不補充で徐々にやっていったらどうかということを申し上げていたにもかかわらず,
結局ぎりぎりまでそういうことをしなくて,
結果は2分の1を一気に民間委託というハードランディングになってしまったわけです。
それはバスの運転手さんは,もちろん公務員ですから,
本庁がちゃんと雇用吸収してくれるから,まだよかったんですけども,
これが公社やったら,やっぱりもし公社が,判断がおくれてそういうふうになったら,
私は非常に大変なことになるんじゃないかというふうに思うわけです。

やっぱり先ほど退職不補充で,嘱託の方というようなお話もありましたけども,
私は,地域ごとに退職不補充で,例えば一部民間委託とか,
そういうやり方も実はあるのではないかというふうに思っておりますし,
何しろ判断を早くして,ソフトランディングという方が,
私はいい方法だと思っておりますので,その点,勉強会で検討をと──
対応ということをおっしゃってましたけど,
ぜひそういう最悪の場合も考えて検討していただきたいなというふうに思います。

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いさか議事録

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