予算編成システムの再考(総務財政委員会)

2005年02月25日

◯委員(井坂信彦) 
予算編成のやり方についてなんですけども,その現状の神戸市のやり方は,
いわゆる枠配分方式と言われるようなやり方と一件査定と言われるやり方のミックスであるというふうに,
この間お聞きしたんですけれども,今後神戸市のそういう予算配分のやり方について,
また今何か考えておられることがあったり,あるいは全国的に大きな流れとしては,
どっちかというと,枠配分であったり,包括予算であったり,
もうちょっとその先の分権型予算と言われることであったりというふうに,
大きな流れが私はあるのではないかと思うんですが,神戸市のそういう予算編成のシステム,
やり方について,今何かお考えのことがあればお聞かせいただきたいと思います。
あるいはもう現状がベストであって,これ以上変える必要はないと思っておられるのか。

◯岡田行財政局長 
自己批判するようで非常に言いにくいんですけども,今おっしゃられましたように,
随分前から,経常予算については枠配分でということで,従来鉛筆1本から全部積み上げて査定をしておったのを,事項別に大体,物価スライドであればどのぐらい要るだろうとか,
人件費のベースアップがあればこのぐらい要るだろうというようなことで,
係数を掛けて,それから,数量的な変動があれば,その変動値を使って枠配分してきたと──
経常予算については,そういう中で,各局の方で新たな事業をしようと思えば,
古い事業を切ったりとか,そういうことが自由にできるような形で経常予算をしてきたわけでございます。

それから,政策的な臨時予算につきましては,おっしゃられますように,
市長さんの前で1件ごとに事業の説明をして,それを査定していくと。
市長さんのご意見を聞きながら査定をしていくという形でやっておるわけでございます。
 
そういうことで,いわゆる従来の額がそのままずっといって,
大きく変わらないんではないかなという思いが1つはあるんではないかなと思うんですが,
それは逆にシーリングを掛けまして,一律に枠を削って,
それをやはり市長の重点施策であるところに割り振りをし直すというようなことで,
かじ取りといいますか,大きなやっぱりかじを切っておるわけでございます。そういうことで,
予算編成をさせていただいておるわけでございます。
 
今後,改善するところがないのかということでございますが,
若干これは私個人の意見でございますけども,どういいますか投資的な経費とか,
あるいは義務的な経費に充てるのに,
財源がそれに見合ったような財源になっておるんかどうかというふうなことがもう少しできたら,
いわゆるどういいますか,結果は同じかもわかりませんけども,
例えば扶助費を抑えるというようなことはなかなかできませんけども,
義務的に要る経費は経常的に入ってくるお金でかちっとせないかんねんとか,
何かそういうことがもう少し自分の中で区別ができれば,義務的経費が50何%までいって,
非常にしんどいんだとかというようなことが,
もう少し事前にキャッチできたんじゃないかなという思いがするわけで,
端的に申し上げますと,お金が足らないから土地を売るというようなことをしてございます。

土地を売った金いうのは1回で終わりなんですね。
この金で経常的な仕事をしていったら余計火の車になるわけでございます──これは端的な話ですよ。
 だから,例えば土地を売るんであれば,例えば特定の公共事業でこれに1回だけやるんだとか,
そういう形で,例えばそういうことが全部できておれば,経常的な経費でもって,
例えば人件費がふえたり,扶助費がふえることを抑えることはできません。

結果は同じかもわかりませんけども,もうちょっと計画といいますか,
そういうことがわかったかなという,ちょっとそういう思いは持ってございます。
これは僕だけの思いで,財政全般としてそういうふうにやるとか,
そういうことじゃなしに,自分自身としてはそんなことがという思いを持っておる──
非常に率直なことを申し上げて申しわけないんですけども,
自分の気持ちとしてはそんな思いも持ってございます。
 
◯委員(井坂信彦) 
今,事務事業評価終わって,これからまた,
もう少し大きな施策評価とか政策評価という行政評価の方にいくと思うんですけれども,
枠配分の──配分された枠の中で,各部長さんなり局長さんが采配しながら予算を編成して執行してという,
それで最後それを今度,行政評価できちんと評価してという。そうすると,やっぱり予算は,
より分権的になってきた方が評価と連動しやすいんではないかなと思うんですけれども,
その辺が今一件査定の部分も残ってたりとかいうのが,ちょっと整理しにくいのではないかなと。

今後その行政評価と,もし本気で連動させるんであれば,
その辺が非常に今後難しくなってくるのではないかなと思うのですが,
そういうことについては余り何か議論になったりはしてないですか。


◯岡田行財政局長 
先ほど経常的と申し上げましたが,一般的に,1度したらずっと続けてやると。
いわゆる市役所がある限り,例えば生活保護やったら生活保護はやっていかないかんとか,
法律で決められたことはしていかないかんとか,あるいは人がおれば人件費を計上するとか,
前に借金した分の公債費をつけるとか,こういうことは別に政策判断が要るわけではないわけで,
それは事務的に積算していけるわけでございます。そういうことでやっておった中で,
従来からある意味では,毎年毎年やっておるからということで経常的なやつでやっておったやつが,
やっぱりできた当時はそれでよかったけども,20年,30年たってきて,
制度疲労を起こしておるんじゃないかなということで,事務事業評価をいたしまして,
やはり時代適合性に合ってないとか,あるいはもっと効率化を図れるんではないかというご意見いただいて,
そういうことをてこに1つは見直しをしたりとか,効率化を図っていくというようなことはやっていきたい,
これはやっていかないかんと,そういうふうに思っておるわけでございます。
 
ただ一件査定の部分があるということですが,
これは最近,大きな──昔でしたら,
大きな公共事業とか投資的経費でもって施策をやっておったということじゃなしに,
それがやはりソフトの時代といいますか,きめ細かい仕事がこれからの施策といいますか,
そういうことになってきたということで,その辺の細かい事業につきましても,
やはり市長さんの考え方を反映していくというようなことで,
臨時の中にもそういうものが入って,
一件査定をしておるということではないかなというふうに私は思ってございます。

だから,これも時代とともに内容的なものは変わっていくわけでございますが,
基本的には,経常事業につきましても,臨時事業につきましても,やはりそういう形で,
いろんな形で評価をしていって,
見直しをしていって今の時代に合うような形でやっていくべきだというふうに思ってございます。
今後ともそういうことで努力をしてまいりたいと,このように考えてございます。


◯委員(井坂信彦) 
その今おっしゃった,そのきめ細かさの責任は,
むしろ今後,各部長なり局長なりが負っていくべきじゃないかというのが全体的な流れやと思うんです。

それで,市長さんは,むしろその大きな枠の変動をつかさどったり,
でも本当は総計に基づいてそうすべきだと思うんですけども,何かそのきめ細かい部分も,
市長がここはちょっと気に入った分野やからやるというのが,
すごい今後整理しにくくなるのかなとは思っておりますけど,これぐらいにしておきます。
また本会議とか委員会でさせていただきます。

カテゴリー:

いさか議事録

テーマ:

関連記事




このページの上へ